今回はホームルーターがオンラインゲームで使用できるのかについてです。
ホームルーターを購入するメリット
ホームルーターを使用するメリットは、光回線とは違い使用するのに工事が必要なく、
すぐに使用できることがメリットになります。
また、一般的なポケットWi-Fiとは違い月の容量制限がない事もメリットです。
ホームルーターはオンラインゲーム利用には向いていない
ホームルーターは、以下の理由からオンラインゲームには向いていません。
回線の通信速度が安定していない
オンラインゲームに必要な通信速度の目安は約30Mbpsです。
ホームルーターでは、公表されている回線速度では、
充分に通信速度には達しています。
ホームルータ | 最大下り速度 | 最大上り速度 |
home5G | 5Gでの場合:下り最大通信速度4.2Gbps
4Gでの場合:下り最大通信速度1.7Gbps |
5Gでの場合:上り最大通信速度218Mbps
4Gでの場合:上り最大通信速度131.3Mbps |
Airターミナル5 | 5Gの場合:下り最大通信速度2.1Gbps
4Gの場合:下り最大通信速度838Mbps |
5Gの場合:上り最大通信速度94Mbps
4Gの場合:上り最大通信速度26Mbps |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | 下り最大通信速度2.7Gbps | 上り最大通信速度183Mbps |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | 下り最大通信速度2.7Gbps | 上り最大通信速度183Mbps |
Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | 下り最大通信速度4.2Gbps | 上り最大通信速度286Mbps |
Rakuten Turbo 5G | 下り最大通信速度2.1Gbps
4Gの場合:下り最大通信速度391Mbps |
下り最大通信速度218Mbps
4Gの場合:下り最大通信速度最大76Mbps |
速度制限がある
ホームルーターにデータ容量の上限はなく、無制限でインターネットが利用可能です。
しかし、利用者が集中する時間帯(夜間など)や、大量のデータ通信をおこなってしまうと回線のパンクを防ぐため、ホームルーターが意図的に速度を低下させることがあります。
しっかりとした性能を出す事ができない恐れがあります。
常に安心しながらオンラインゲームをする場合には、ホームルーターはオススメできません。
Ping値が高い
理由としては、ホームルーターはping値が高くてゲームでは不向きになります。
一般的にゲームでは、ping値が30~20ms以下とされています。ping値が低いとラグがなくなり、サクサクゲームができます。一方ping値が高いとラグをあり、動きがカクカクになります。
ホームルーターでは、ゲーム推奨値のping値より、ping値が高い数字となるため、
オンラインゲームをする上では、あまり適さないものとなります。
特にリアルタイム性が求められるFPSのゲームには不向きです。
データのアップロードが遅い
オンラインゲームでは、通常のゲームプレイを超える大容量のデータのアップロードが発生するため、一定以上の上り速度が必要となります。
ゲームの種類によって必要な速度は異なりますが、比較的動きが少ない育成ゲームやRPGなどであれば30Mbps以上、対戦型のスポーツゲームやシューティングゲームなど、コマンド入力がシビアなものや大勢で参加して行うゲームの場合は100Mbpsほどあると良いです。
ホームルーターは、アップロードを行うための上り速度が遅いため、アップロードに時間がかかります。一方、光回線は、アップロードを行う速度も速いため、オンラインゲームにオススメです。
ホームルーターでゲームをする場合は有線接続がオススメ
ホームルーターでオンラインゲームを行う場合は、有線を使用した方が通信が安定するので、オススメです。
有線を使用してゲームができる「Nintendo Switch」や「プレステ4」、「プレステ5」は有線接続でのゲームをオススメします。
有線接続するためのLANケーブルはスペックの高いものが良い
有線接続をして、Ping値を改善する時には、LANケーブルも確認が必要です。
LANケーブルには6つ規格があり、利用するLANケーブルの種類のよって、
Ping値の安定性は変わります。
通信規格 | 最大通信速度 | 特長 |
CAT5 | 100Mbps | 安く必要最低限の機能 |
CAT5e | 1Gbps | 日常使い |
CAT6 | 1Gbps | 5eと比べて周波数が2倍以上 ネットを快適に使いたい人向け |
CAT6A | 1Gbps | 動画を頻繁に見るよう |
CAT7 | 10Gbps | オンラインゲームや業務用で利用する人向け |
CAT8 | 40Gbps | 高速で安定したネットワーク構築が可能。主に業務用 |
Ping値を改善するためなら、CAT6以上を使うのがオススメです。またLANケーブルの形では、スタンダードタイプが速度が安定してオススメです。
ホームルーターへの接続を5GHzに切り替える
ホームルーターは「2.4GHz」と「5GHz」という2つの周波数帯を使えます。
5GHzの方が2.4GHzよりも通信速度が速いです。
ホームルーターを窓際に置く
ホームルーターを置く位置は、窓際が望ましいです。
家の中では、窓際が電波が良く窓際に置くことで通信の安定性が見込めます。
・ルーターの設置場所を床上から1m以上離す。
・窓際に設置する、他の窓際に置いてみる。(窓から30~80㎝が理想との事)
・壁から30cm以上離す。(電波が反射してたくさんの電波がホームルーターに届く)
・TV等の大きな物の裏側などに設置してあれば、移動させる。
フェムトセル機器やレピータを使用する
電波が弱い場合、各キャリアが出しているフェムトセル機器やレピーターを使用する事で、電波を改善する事が可能です。基本的に無料で各キャリアから貸してもらう事ができますが、
デメリットとしては、屋外の電波状態が悪いと、効果が出ない場合がある、電気代がかかってしまう事、格安スマホ(MVNO)は設置できないです。
使用する場合はインターネット回線の契約が必要になります。効果範囲は10m程度レピータ:屋外の良好な電波をつかみ、つかんだ電波を増幅させて屋内に電波を吹き込むツールです。効果範囲は5m程度
光回線がゲームではオススメ
ゲームでは、通信速度が安定してかつping値が低い光回線がオススメになります。
私の家ではNTTフレッツ光を使用していますが、ping値がホームルーターと比べ物にならないくらい低い数値です。(レイテンシーがping値にあたります)
基本的にどの光回線を利用してもゲームには問題なく使用できますが、
NUROの光回線が最も回線速度が高いです。
それ以外の光回線は、現状使用しているスマホのキャリアに合して、同キャリアの光回線を契約して、お得に光回線を使う事がオススメです。
・速度重視なら、NUROの光回線がオススメ
・価格重視なら、自分が使用しているスマホのキャリアと同じキャリアの回線がオススメ
まとめ
・ホームルーターはゲームには不向き。
・オンラインゲームには光回線がおすすめ