今回はWiMAXにアルミホイルが有効なのかについてです。
アルミホイルは電波を遮断して反射する効果がある!?
アルミホイルは、通常の木造やガラス、プラスチックと違い、
電波を反射させて通過させない素材となっています。
WiMAXの速度改善や電波繋がりやすくなるのに有効!?
このアルミホイルの性質を利用して、アンテナなのようにする事で、WiMAXの速度改善やインターネット回線の繋がりやすさが向上するかと思われますが、
実際にはさほど、効果はないようです。
WiMAXの速度改善と繋がりやすさに有効な方法
アルミホイルを使用する方法以外にも速度改善とインターネットに繋がりやすくなる方法があるので、それぞれ紹介していきます。
正しい設置位置に変更する
WiMAXを置いている場所により、繋がりにくい可能性があります。
WiMAXの届く電波の範囲は、屋内で約25mから50m(障害物のない場合の最大)まで届きます。
ただし、電波を発する機器と干渉して、電波状態が悪くなる場合があります。
テレビの裏、棚の中、電子レンジの近く、金属製品の近くなどは電波の干渉を受けやすく速度低下を起しやすく繋がりにくいです。
また、WiMAXを置く場所は窓際から窓際で、30cmから80cmの高さが推奨されていますので、そこに置くようにしましょう。
周波数を変える
WiMAXは2つの周波数に接続ができます。
WiMAXの底にネットワーク名が書いてあります。
「〇〇〇〇〇ー2G」「〇〇〇〇〇ー5G」のような数字です。
現在「〇〇〇〇〇ー2G」に繋いでいる人は、「〇〇〇〇〇ー5G」へ繋ぎ直してみてください。
また「〇〇〇〇〇ー5G」に繋いでいる人は、「〇〇〇〇〇ー2G」へ繋ぎ直してみてください。
WiFiをつなぎ直す際にパスワードを求められますが、同じパスワードを使えば接続を切り替えることができます。
・2.4GHz:様々な家電製品・電子機器で利用されているため、他の機器との干渉を受けやすく速度低下を起しやすいですが、遠くまで電波が届きやすい周波数帯です。
・5GHz:この周波数帯を利用している機器が少ない為干渉を受けにくく、安定して通信が出来ます。あまり遠くには電波が届かず、通信が極端に不安定になる場合があります。
新しい機種に切り替える
WiMAXの最新機種は、新しい技術により通信が繋がりやすくなるようになっています。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12では、Wifi6、4ストリームに対応しています。
ストリームとはアンテナのことで、2ストリームは送受信アンテナが2本ずつ、4ストリームは送受信アンテナが4本ずつ搭載されているということです。
アンテナ数が多い方が、通信速度が速くなります。
この技術により、これまで以上に安定した通信を利用する事が可能になっています。
中継器を利用する
中継器を利用すると本来のルーターの役割も果たしてくれるので、沢山の接続があっても通信が安定するメリットがあります。
接続台数が多いが通信を安定させたい方にはオススメです。
中継器の中にはデュエルバンド同時接続タイプというものがあります。
これは、2.4GHz帯、5GHz帯をともに利用する事が可能です。
両方の周波数帯を利用する事でどちらかの周波数帯が繋がりにくくても片方の周波数帯でWiFi接続ができるので、Wi-Fiの通信が安定します。
また家が広い場合には、中継器を使う事で今まで繋がりにくかった家の中もWi-Fiの距離が延びるので、Wi-Fiが繋がりやすくもなります。
まとめ
・WiMAXはアルミホイルを利用するより、置く場所が重要
・速度改善には、WiMAXの周波数を変更するのが有効
・WiMAXを新しい機種に変更することも速度改善に効果あり
・中継器を利用する事で通信が安定する。
・中継器は、デュエルバンドタイプがオススメ。