今回は、周波数帯の2.4GHzと5GHzの違いについて紹介します。
2.4GHzと5GHzとは
Wi-Fiで使用される無線電波の帯域のことを指します。
2.4GHzと5GHzではそれぞれの特徴があります。
それぞれ紹介していきます。
2.4GHzについて
1997年に初めて標準無線LAN規格がつくられました。それが、IEEE802.11です。しかし、速度が2Mbpsと決して速いと言えるものではありませんでした。そこからどんどん新しい規格が出てきています。
2.4GHzは様々な電化製品に使用されていて、遠くまで電波が届きやすい特徴を持っています。
※2.4GHz対応規格表
アマチュア無線、Bluetooth、RFID(無線ICタグ)、ワイヤレスマイクなどが2.4GHz帯を利用しています。
・テレビ
・電子レンジ
・IHクッキングヒーター
・コードレスの固定電話
・Bluetooth機器
メリット
・遠くまで電波が届く
・壁や床などの障害物にも強い。
デメリット
・他の電子機器でも使用されているため、電波障害が起きやすい。家電製品で同じ周波数帯が近くにあるとWi-Fiが繋がりにくくなる。
・5GHzと比べると古い規格であり、速度がでない。
5GHzについて
5GHzは2.4GHzよりも新しいWi-Fi専用の帯域です。5GHz帯は5.2GHz、5.3GHz、5.6GHz帯に分けられます。
ノートパソコンやタブレット端末から大きなデータを伝送するのに向いています。
なので、動画配信サービスなどを閲覧する時は、5GHzの周波数帯が適しています。
現状の最速は、Wi-Fi規格で「IEEE 802.11ax」で、周波数帯が5GHzで最大通信速度が、9.6Gbpsとなっています。
※5GHz対応規格表
メリット
・他の電波に干渉されにくく、安定した通信が可能
・2.4GHzと比べると速度が速い
デメリット
・壁や床などの障害に弱い
・通信距離が長いと電波が弱くなる
・集合住宅などで、みんなが5GHzの周波数帯を使用している場合はWi-Fiが繋がりにくい。
使い分けについて
基本的には、データ転送の速度が速い5GHz帯を使用する方が快適に、動画閲覧などが可能となってきます。
古いデバイスやWi-Fi装備のプリンターなど、2.4GHz帯にしか対応していない機器を使う場合には、2.4GHz帯を使用しましょう。また、遠い部屋に使用したい時も2.4GHz帯がオススメです。
WifiのGとAについて
WiFiでのGとAの大きな違いは、利用する周波数帯です。
Gでは2.4GHz(ギガヘルツ)帯を使用し、Aでは5GHz帯を使用します。
このGやAは、WiFi接続に必要なSSIDと呼ばれるネットワーク名に表示されていることもあり、
今まで違いがわからなかった方も多いかと思いますが、Aの方が通信速度が速く、Gの方が通信速度が出にくいと覚えておきましょう。
両方の周波数帯に対応している機種
周波数帯の2.4GHzと5GHzが使用できるのは以下の機種になります。
・ソフトバンクエアー
・Speed Wi-Fi NEXT WX06
・+F FS030W
同時に使用できる製品もある
製品によっては、周波数帯の2.4GHzと5GHzの両方を使用して、通信を安定させる事ができる
ルーターがあります。2.4GHzと5GHz周波数帯を同時に使用する新しいWi-Fi規格の「IEEE 802.11ax」はWi-Fi6と呼ばれ、最大通信速度が、9.6Gbpsとなっています。
2021年に発売したドコモのホームルーターの「home 5G HR01」は、Wi-Fi6に対応した製品となっています。
・Speed Wi-Fi NEXT WX06
・home 5G HR01
まとめ
・周波数帯は大きくわけて2種類ある。
・製品によっては、周波数帯を両方使い分けて、スムーズに通信できる製品もある。
・基本的にWi-Fi接続には5GHzがオススメ
・対応している機種に対しても2.4GHzと5GHzの使い分けが必要。
コメント
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